岩田が6回1失点で2勝目。松田がまたも無失点リリーフ。久保が復帰初戦を三人斬り。打線では良太に中押しのツーランが飛び出すと、檜山がダメ押し2点タイムリー。
編集されたニュース映像ではいいことずくめの試合のように見える。でも、実際には一杯課題があった試合のように思う。
初回にマートンのタイムリーで先制。3回にはノーヒットで貰った1死満塁から坂の犠牲フライで追加点を上げた。4回にも大和のタイムリー、5回にはヒットの新井を置いて、良太のツーランが飛び出した。
小刻みに得点を挙げて5回までに5得点。調子がそれほど良くない大竹を攻略すると、その後も広島リリーフ陣を攻め、8回には2死満塁で代打檜山のタイムリーで息の根を止めた。
12安打7得点の猛打爆発と言いたいところだが、広島投手陣の出した四死球は9。エラーでの出塁もあったので、実際には22人のランナーが塁に出ていたことになる。それで7得点って少ないやん。満塁のチャンスが何度あったか。
本来の姿なら、序盤に大量点で左うちわの試合だったと思う。
慣れない1番に入った今成は3出塁と健闘したが、結局ホームに還って来ることはできなかった。素直に坂を1番、今成を6番にしといた方が得点力あるんちゃうか。
岩田はボールが走っていたがコントロールが定まらない。とんでもない球を投げるかと思えば、清水の要求通りに力のある球がビシッと決まる。清水も配球が難しかったやろなあ。
要所でしっかりと内野ゴロを打たせて4併殺を完成させたのが大きかった。球が荒れてたのが幸いして、広島打線が的を絞れず凡退を繰り返したように思う。
いつものような嫌らしい攻撃を仕掛けて来なかったのが幸いしたというより、これだけコントロールが定まってなかったらエンドランのサインも出しにくかったんちゃうかな。
今はどういう形であれ、勝つことが一番なんやが、こんな試合してたらピタッと勝てなくなってしまうような気がする。