この日の予告先発は鶴。藤浪の登板間隔を縮めて読売戦に充てると思ってたが、流石に中5日が続くような無理はさせんか。
ここ何試合もタイムリーがなく、得点力が低下している中、投手陣が最少失点で踏ん張ってくれているので勝てている状況。そんなときに鶴が先発ということで、つまらん失点をしないかと不安に感じていたが嬉しい誤算。、7回を散発4安打無失点の好投を見せてくれた。
やや疲れが見えて来た7回、無死からバレンティンにツーベースを打たれる。しかし、畠山をセカンドフライに打ち取ると、森岡の1・2塁間を破りそうな当たりに西岡が追いつきツーアウト。最後は山田をショートフライに打ち取って、このイニングも0に抑えて降板。
鶴の好投をバックも盛り上げる。7回の西岡のファインプレーだけでなく、内野手全員がファインプレーの連続。皆が皆ゴールデングラブの受賞者かと思うようなプレーで、ヒット性の当たりを次々とアウトにしてくれた。
これまで西岡は球際に弱いように感じることもあったが、この日は左へ右へと飛びついて、まったくそんなことを感じさせなかった。リミッターを外したかな。
マートンも危なっかしかったが、レフトの頭を越えそうな当たりによく追いついた。
いつの間にタイガースは投手力と守備力の守りのチームになったんやw
8回には松田がセットアッパーとして登板。代打田中浩にヒットを打たれたものの、藤井が盗塁を刺して結果的に3人でヤクルトの攻撃を終わらせた。藤井もナイスアシスト。
松田はこれで13試合14イニング連続無失点。無失点に抑えていることも立派だが、この間の四球が僅か1つだけという安定感が素晴らしい。
9回は久保かと思っていたが、福原が連投。まあ、防御率が1点台前半で、ここまでセーブを重ねているんやから、信頼度は十分やもんなあ。今シーズンは最後まで福原にクローザーを任せるかもなあ。
福原は上田、川端を簡単に打ち取ってツーアウト。最後のバッターバレンティンにはほぼ全球ボールゾーンで勝負して見事にショートゴロに打ち取った。ベテランらしい貫禄のピッチングだった。
打線の方は、初回西岡がヒットで出塁。型どおり大和が送ると、マートンのライトへのフライをバレンティンがダイビングキャッチに失敗し、タイムリーツーベースになって1点を先制。以上。
2回以降はヤクルト先発小川の前に僅か2安打に抑えられた。追い込まれてからのフォークをまったく打てんかったなあ。9三振を喫し、これで小川はルーキーながら100奪三振を達成。やっぱり、あのピッチングフォームが曲者なんやろなあ。
それにしても全くと言っていいぐらい無策やね。低めのフォークを捨てる程度のアドバイスしか出来んねんから。分かっていても手が出てしまうから厄介やと言うのに。
4回、マートンのヒット、新井の四球で無死1・2塁の場面も福留、坂、藤井が三者連続三振。何か仕掛けようとは思わんかったんかなあ。
鶴は、この日の好投で1軍に残ったまま、次の登板を待つことになるらしい。せっかくのチャンスやねんから、最後までローテに残れるように頑張ってもらいたい。そのためには次の登板が大事やで。