3連敗すると3位転落。そんな危機的な状況を、岩貞の好投と打線の奮起でなんとか踏ん張ってくれた。
前日退場処分になったマートンがいつも通り5番レフトでスタメン。反省を促す意味でスタメンを外さなアカンかったんちゃう。
2回に今成のホームランでこのカード初めて先制。初対戦のヒースに早々と先制パンチを喰らわせるが、その後は伊藤隼のヒットの1本だけ。結局、6回を僅か2安打に抑えられた。初物に弱いのは相変わらずやわ。
岩貞は1点のリードを貰った直後の3回表、先頭の鈴木誠jにツーベースを打たれると、會澤に四球を与えて無死1・2塁。なんとかアウト2つを取ったが、踏ん張りきれずに菊池にタイムリーツーベースを打たれて、逆転されてしまった。
それでも、こちらも打たれたヒットはこの2本だけ。6回2安打の好投を見せてくれた。なんと言っても6回で球数が66球というのが素晴らしい。岩貞が投げてる間は援護がなかったのが残念やね。
このカード、ずっと拙攻続きだった打線だったが、この日は8回にようやく爆発。
鳥谷、マートンのヒットと今成四球で満塁とすると、伊藤隼が四球を選んで押し出し。これで同点に追いつくと、代打関本のツーベースで逆転に成功した。
9回には鳥谷、ゴメスを塁上に置いて、マートンがレフトへ駄目押しのスリーランを放ち、さらにその後も坂、俊介、福留の3連打で1点を追加。
ゴメスは最終打席でサード梵のグラブを弾く、火を噴くようなヒットを放った。この3連戦の間、完全に抑えられていた鬱憤を晴らすかのような打球。読売戦に向けて、いい兆候やね。
マートンは気持ちの切り替えができたんかな。でも、チームとしてまったくお咎めなしというのはちょっと複雑やなあ。
とりあえず1勝することができて、中日戦からの6連戦で考えると貯金を2つ増やすことができた。
東京ドームの3連戦は最低でも勝ち越し、出来れば3連勝して貰いたい。
夏の高校野球は大阪桐蔭が逆転勝ちで2年ぶり4度目の優勝。
本当に粘り強いチームやね。7回裏の攻撃は見事やった。
三重も最後の最後まで死力を尽くしたという感じやね。
最後のバッターの1塁ヘッスラも必死ならば、内野安打になりそうな打球を猛ダッシュして処理したショートとワンバウンド送球を倒れながら受けたファーストの守備も必死。これこそ高校野球やなあという最後のプレーやった。