極度の不調でファーム落ちしていたメッセンジャー。久保修理工場のお陰でストレートの威力を取り戻すことが出来てよかった。勝率を5割に戻したし、ここから巻き返しやで。
今成を上げてスタメンサードで起用。緊急昇格っぽいが完治したんやろか。いきなりのフル出場はちょっと心配やね。
代わりに北條がファーム落ち。今成昇格までの欠員穴埋め的な立場だったので仕方ないか。
この日のセカンドは、前日活躍した荒木。こういう起用はチーム活性化にいいと思う。他のポジションでもやってもらいたいもんやね。上本、発奮せいよ。
メッセンジャーは7回4安打無失点。奪三振も11で本来のピッチングを取り戻した。
初回先頭の秋山にツーベースを打たれて、まだアカンのかと思っていたが、ここから豪腕メッセンジャーが復活。初回のピンチを無失点で乗り切ると、後は西武打線を力でねじ伏せて、三振の山を築いた。
6回先頭の栗山のセカンドゴロを荒木がトンネル。ノーアウトのランナーを置いてクリーンアップを迎えるも三者連続三振に切って捨てた。
ストレートの威力が戻り、変化球のキレもよかった。なにより、コントロールが定まるようになって、マウンド上でのイライラがなくなった事がいい。
球数はそれほど多くなかったが7回で降板。いいイメージのまま降板させたのは正解やったと思う。
8回に高宮、福原と贅沢に投入し、9回は呉昇桓が三者三振で締めて、メッセンジャーに1ヶ月ぶりに勝ち星が付いた。
これまでの不調の原因は、投げた後に身体が1塁側に流れていた事だとか。オフの走り込み不足で下半身が安定してなかったんやろなあ。
ファームで足腰を鍛え直したことで、ようやくメッセンジャーらしいピッチングが出来るようになった。そんなんキャンプのときにやっとけという話なんやけどなあ。
打線はアンダースローの西武牧田の前に音なし。わずか5安打に抑えられた。
唯一の得点は相手エラーから始まった。今シーズンは相手が勝手に転けて勝つ試合が多いような気がする。
3回に大和がショートゴロエラーで出塁。その後3塁まで進塁して、マートンの当たり損ないのサードゴロの間に生還。まさかこれが決勝点になるとは思わんかった。
運のみで勝ったような試合やったが、その運をもたらしたのはメッセンジャーの好投。
ここのところ投手陣が完璧にまで相手打線を抑えて勝ちを拾う試合が続いている。もうちょっと楽に勝たせてあげたいもんやね。