これからのチームの顔となってくれるであろう2人の活躍で3連戦の初戦を勝利。折しも公式ホームページで歴代ベストナインの投票結果が発表されたが、いずれはこういう場で選ばれる選手になって欲しい。
今年も始まったウル虎の夏。今年のユニは黄色。鷹の祭典ユニと紛らわしいちゅうねん。
藤浪が9回152球の力投でDeNA打線を完封。初回からエンジン全開で、そのまま9回まで突っ走ったというような感じやった。
3回、先頭の倉本に初ヒットを許し、その後自らのエラーと送りバントで1死2・3塁のピンチを迎えるが、石川からストレートで三振を奪ってツーアウト。松本には四球を出して満塁になるが、梶谷をセカンドゴロに打ち取って切り抜けた。
球数が多かったので8回、9回は福原、呉昇桓で行くかと思われたが、それにもかかわらずそのまま続投。
9回には筒香、バルディリスにヒットを打たれて1死1・2塁とされるが、代打偽ゴメスを見逃しの三振に打ち取ると、代打宮崎もライトフライに抑えて5安打完封勝利。最後までストレートの球速が落ちない、素晴らしいピッチングやった。
球数を投げさせ過ぎとは思うが、休養十分だったことと、後半戦への弾みを付ける意味では最後まで投げさせたのは間違いではないと思う。次の登板までに十分なケアをして欲しい。
シーズン当初の不安定さは完全になくなり、もはや先発投手陣の中で一番頼りになるピッチャーに変身した。これからも成長を続けて、将来はレジェンドの仲間入りを果たして欲しい。
一方打線はDeNA先発の井納に中盤まで3安打に抑えられる。フライアウトが多く、打たされているという感じやったなあ。
そんな中、7回裏に江越が2試合連続となるツーランを放つ。やや打球が上がり過ぎていたが、うまく風にのってくれた。
江越は外の変化球を苦手にしているらしいが、その球を読み切ってのホームランだけに価値がある一発。多少打てない時期があっても、フルスイングが出来ている間は使い続けて欲しい。そうすれば更に成長してくれると思う。