伏兵が大活躍。投手陣も盤石のリレーで勝利。中日にとっては京セラドームは魔窟なんかもしれんね。
メッセンジャーは6回を1失点。日米通算1000奪三振を達成し、打撃でも先制タイムリーを放つ活躍。カーブが冴えてたなあ。5回の1死満塁のピンチも連続三振で何事もなく切り抜ける。
ところが、投球間隔が短いために疲れが蓄積しているのか、100球超えの6回につかまって1点を失う。四球、ヒットで1死1・3塁。和田を注文通りに内野ゴロに打ち取るが、打球が弱かったために残念ながら併殺に出来ず。不運やったなあ。
結局メッセンジャーは同点のまま6回で降板。しっかりと試合を作ってくれただけに、勝ち星が付かなかったのは気の毒。打線がもっと援護してやればいいが、どうも京セラドームでは点が入らんもんなあ。
先制したのは阪神。3回に藤井がレフトチェンス直撃のヒットを放ち、必死の走塁でスリーベースにした。そして、メッセンジャー自らインコースの難しい球を振り抜いて、三遊間を破るタイムリーで先制する。あの球をヒットにするのは、野手でもなかなか出来んと思う。
4回には福留が四球で出塁。マートンのツーベースで一気にホームを狙うが、好返球の前にタッチアウト。
この辺りで既に1点差ゲームになると読んでたんやろなあ。送球が少しでも逸れればホームイン出来たタイミング。判断は間違っていないし、ナイスチャレンジだったと思う。
6回、メッセンジャーの代打中谷のセンター前ヒット、鳥谷のライト線ツーベスで無死2・3塁のチャンス。ここで1点でも取ればメッセンジャーに勝ち投手の権利が付く。
ところが、代打狩野はキャッチャーフライ。福留は見逃し三振に倒れると、ゴメスもショートフライで1点も入らず。
しかし、ここで大和に代打を送った事が試合を左右する事になるとは思わんかった。
8回、簡単にツーアウトを取られてから鳥谷がツーベースで出塁。そして打順は大和に代打を出したために坂。代打を使い切っていて手詰まり状態。そのまま坂が打席に入る。正直なところまったく期待していなかった。せめて四球を選らんで福留に回してくれと思っていた。
その坂が三遊間を破るヒット。打球が前進守備の外野の間をすり抜けてフェンスにまで達し、勝ち越しのタイムリースリーベースになった。坂、信用してなくてゴメンな。
それにしても藤井のスリーベースと坂のスリーベース、ありえん事が起こるわ。
この後、福留のライト線へのツーベースで更に1点を追加。その前の打席で打っとけよ。
7回からはAFOがパーフェクトリリーフ。いつもこうやと安心して見てられるんやけどね。
呉昇桓はこれで日韓通算350セーブを記録。メッセンジャーの1000奪三振とのダブルメモリアルゲームとなった。
これでこのカードも勝ち越しを決めて貯金は6。上位3球団はまだ競っているが、徐々にBクラスとの差が開いてきた。