ローテの谷間に当たるこの日、6番手争いから頭1つ抜け出した岩貞にチャンスが巡ってきた。6回2失点ぐらいだったら御の字ぐらいに思っていたが、想定外の好投で連敗を止めてくれた。岩貞、ナイスピッチ!
岩貞と入れ替えで上本が登録抹消。試合前の練習には参加していたというのが気になる。ケガでなかったらええねんけど。
この日の岩貞は7回を被安打4、1四球、奪三振は実に12。藤浪より安定してるやん。
昨年のウィンターリーグでMVPに輝き、1週間前のファームの試合では広島相手に6回を1安打無失点に抑えていたので期待はしていたが、過去の1軍登板での成績を考えると、その実力を十分に出せないかもと思っていた。
岩貞好投のポイントは2つ。
先ず、初回の2死1・3塁。ここでDeNAの作戦ミスが出て、立ち上がりを無失点で切り抜けた。これでペースをつかむ事ができた。
もう一つは4回の1死満塁の場面。宮崎に対して3ボールとなってから開き直る事が出来た事。正直、2点か3点取られる事を覚悟していた。
このピンチを乗り越えた事で、ひと皮むけたんやないやろか。
次の登板が大事になるね。次は自分超えの2勝目を狙って欲しい。
打線は久保康の前に中盤まで抑えられていたが、6回に横田、福留のヒットでチャンスを作る。ゴメス敬遠で満塁となったところで、絶不調の鳥谷が26打席ぶりのヒットを打って2点を先制した。
少し前から兆しはあった。ただ、飛距離が足らなかったり、相手の守備に阻まれていただけ。この日も1、2打席目はそんな感じだった。
何とか1本出てよかった。これをきっかけに乗ってくれたらなあ。
高山が9回にダメ押しの2点タイムリー。もし追加点が無ければマテオを投入しなければならない場面。
単に活躍しているというだけでなく、チームのピンチを救っている。それに、そういう場面で打席が回って来る運も持っている。
横田もこの日はマルチ。ちょこんと当てるバッティングが続いていたが、この日はしっかりと振ってのヒットが2本。高山に負けるなよ。