負けてもおかしくなかった試合。中継ぎが踏ん張って相手の勢いを止め、最後は原口のひと振りで決めた。
初回に館山から打者９人で４点を奪う猛攻を見せるが、その後は打線が沈黙。先発メッセンジャーは毎回先頭バッターを塁に出しながらも、５回まで１失点に押さえていたが、６回に大引のタイムリーで２点差に迫られたところで降板。高橋、桑原と必死の継投で切り抜けようとするが、打ち取った当たりが２点タイムリーとなる不運で同点になってしまう。そのまま延長に突入し、１１回裏、先頭原口のソロホームランでサヨナラ勝ち。
今季復活を目指す館山に対し、高山、上本、糸井の３連打であっさりと先制。福留の四球を挟んで、原口、鳥谷の連続タイムリーなどで一挙４点を取った。しかし、２回の淡白な攻撃で立ち直らせてしまい、４回からはヤクルトの継投の前に僅か２安打に抑えられた。
いったん繋がると爆発力のある打線だが、繋ぎ役のところで切られると脆い。
打線はホームランでしか点を取れないような雰囲気だった。１０回裏は糸井、福留の一発で決めて貰いたかった。結局次のイニングで原口が打ってくれてよかった。あれがなければ、よくて引き分けだったと思う。
糸井が打ちまくっているイメージが強いが、実は打率は原口の方が上。大きいのが出ていないので目立たなかった。この日のホームランをきっかけに長打を打ちまくって貰いたい。
メッセンジャーは勝負球をことごとくボール判定され、苦しいピッチングになった。よほど主審杉永と相性が悪いんやろな。
毎回先頭バッターを出しながらも７三振を奪い、なんとか５回まで最少失点に抑えてくれた。６回途中１２６球での交代はやむ無し。
桑原は２点タイムリーを打たれてしまったが、ピッチャーとしたら打ち取った当たり。糸井が前進してスライディングキャッチを試みるも、グラブに当ててこぼしてしまった。糸井がプレー後に上の方を見ていたが、ライトでボールを見失ったのかもしれない。
７回から松田、マテオ、ドリスが共に１イニングをノーヒットピッチング。球児も１０回からの２イニングを１安打無失点に抑えた。
中継ぎ陣が登板する毎に安定してきたのはいい事。開幕からずっと酷使しているので、そろそろ先発陣にピリッとしてもらわんとなあ。
