9回裏、サヨナラのピンチを切り抜けたと思った瞬間、鳥谷が痛恨のエラー。悔いが残る敗戦やね。
鳥谷の連続試合出場が1767試合となり、金本監督を抜いて歴代2位に浮上した。この日は2安打2四球と活躍していたのに、最後の最後で味噌をつけてしまった。
昨シーズンほどにエラーは多くないが、守備範囲が狭いと感じたり、アウトにして欲しい打球が内野安打にしてしまったりと、まだサードの守備に慣れてないんかなと思う場面が多々ある。打撃の状態がいいのに、鳥谷が復活したように見えないのは、ここに原因があるんやろなあ。
連続試合出場なんか意味がないと言われる事がないよう、鳥谷にはこれからも精進して貰いたい。
上本が5回2死満塁の場面で、2ストライクから粘りに粘ってフルカウントに持ち込み、最後は外角ストレートをライト前に2点タイムリーを放った。
1、2打席目は凡退したが、ここもフルカウントまで粘った末の凡打。ジョーダンに球数を投げさせ、5回の逆転劇に繋がった。
一方、この日の投手陣はピリッとしなかった。
秋山が6回を2失点。ランニングスコアだけを見ると先発の仕事を果たしたかに見える。しかし、内容は荒木と大島にそれぞれ3安打され、それが2失点に結びついた。この2人以外には4回の藤井のヒットだけしかランナーを出していない。それだけに、荒木と大島への対応に工夫が見られなかったのが残念。
8回に勝ち越したことでマテオを投入。先頭の代打亀沢にヒットを打たれ、その後2死2塁になって、大島のタイムリーで再び同点にされる。
ここでなぜ大島と勝負したのかが疑問。歩かせると逆転のランナーを出す事になってしまうが、それでも右の平田との勝負を選ぶ方が安全だったと思う。
9回のマウンドは遼馬。
先頭の堂上にツーベースを打たれると、ビシエドを敬遠気味に歩かせた。その後、犠打を決められ、1死2・3塁となったところで降板。
必勝を期すなら9回裏はなぜドリスでなかったのかという声もあるが、ドリスも出番が多いので、勝ち越してからでないと出せなかったんやと思う。
後を受けた高橋が亀沢をショートフライに打ち取ってツーアウト。そして京田はサードゴロ。これで延長戦に突入かと思った瞬間、鳥谷がこの打球をファンブル。慌てて拾って1塁へ投げるものの間に合わなかった。その間に三走がホームインしてサヨナラ負け。
延長10回は福留からだった。福留、原口でチャンスを作り、鳥谷が決勝打を放って、自身の記録を飾ってくれるものと思ってたのに。