球場で配る予定の藤浪のボブルヘッド人形が、輸送中のトラブルで大量に破損したと、不吉なニュースが試合前に流れた。結果的に藤浪のこの日のピッチングを暗示することになった。
メンデスを登録抹消。てっきり小野を落とすものと思っていた。小野はもう一度チャンスを貰えるんやろか。それにしても中継ぎに疲労が溜まっているのに１枚減らして大丈夫なんかね。
大山を１番で起用。初回にいきなりツーベースを打ったものの、その後は音無し。まあ、しっかり振った結果だからよしとしよう。大山を１番にしたのは糸井復帰の準備かな。２番以下の打順を入れ替えたくなかったんやと思う。
藤浪は４回２／３を７安打７四死球の３失点。何も変わってないと見るか、それともこれだけランナーを出して３点に抑えた粘りを評価するのか、首脳陣も判断が難しいところやね。
抜け球は相変わらず多かった。死球になったのは大瀬良と菊池の２人だけだったが、５回に石原を四球を与えた球も抜けていて危なかった。ここで藤浪は降板。押し出しを嫌ったのもあるが、次の大瀬良にまた当てたら不味いという判断やったんやろ。
ストレートの球速は１５０キロ台半ばが出ていたので悪くはない。ただ、そのストレートを左バッターに狙い打ちされていた。真っ直ぐでさえ抜けていたので、効果的に変化球を織り交ぜながらというリードは難しかったんやろなあ。
この日は藤浪がランナーをだすと、内野手がまめにマウンドに行って声をかけたていた。菊池に当てたときはライトの福留までがマウンドに来てアドバイスを送った。皆が藤浪を気遣っているのがわかる。
同期の北條は、この日は３回の守備から途中出場。４回２死１塁で丸に左中間へヒットを打たれたとき、中谷から返って来たボールを北條が中継し、ホームでランナーを刺して追加点を防いだ。６回には１点差に迫るタイムリーも放った。
ファンも藤浪が降板するときに拍手で迎えた。みんなが藤浪の復活を願っている。
２回に大和が内野安打で出塁。そのときは何もなかったようだが、直後の攻撃で北條と交代した。右脇腹の張りらしい。スイングしたときに痛めたんかな。軽症であることを祈る。
