エラーでやらずもがなの失点を重ね、打線はチャンスを作りながら残塁の山を築いた。チームの悪いところが全部出て、今シーズン終了。
たらればを言えばキリが無いが、糸原のエラー、青柳の山なりの本塁送球、大山のエラーとバントへの無警戒、これらが無ければ無失点リレーも可能だった。逆にチャンスは山ほどあって、ここぞの場面でヒット1本でも出ていれば勝てた試合だった。
今シーズンの後半はこういう試合が目立った。こういうのを防いでいたら、0ゲーム差で優勝を逃すこともなかったし、この日の試合も競り勝つ事ができた。
矢野監督は「自分が成長しないと」と敗戦の弁を述べたが、采配面の問題だけでなく、選手育成も課題になる。
土のグラウンドを本拠地にしているうえに、ゴロアウトを取る投手が多いので、エラーは当然増える。それでも、エラーの多くは球際の弱さやファンブルやスローイングミスなので、言い訳にはならない。
来シーズンは鉄壁の内野陣と言われるように、オフは徹底して守備力を向上して欲しい。