8回にようやく2点を取って先制。あとはケラーが抑えて終わりとなるはずだったが、ケラーが打たれて土壇場で追い付かれ、そのまま延長引き分け。
9割方勝てた試合だったので、この引き分けは痛い。開幕直後こそ準備不足でクローザー失格となったケラーだが、2軍調整以降は本来の力を発揮してくれていた。しかし、この日はボールが高く浮いていた。ストレートの伸びが悪いので、力任せに投げていたようにも見えた。
6月に復帰してから、この日を含めて20登板して、自責点はたった3点。これだけ抑えているのに「誤算」と言われるのは気の毒だと思う。
打線はヒットが出るものの得点出来ずにいた。初回のチャンスを逃したのが後々響いたと言ってもいい。
8回にヒットから送りバントでチャンスを広げ、近本のスリーベースと佐藤輝のサードゴロで2点を挙げた。特に1点で終わらず、足を活かして2点目を奪ったのがよかった。本来ならこの1点が大きく相手にのしかかる筈だったのだが。
西は6安打許しながら7回を無失点に抑える好投を見せた。守備も西を後押しした。投げている間に援護が無かったのは残念だったが、西も3連戦の頭で投げる投手の宿命だと納得しているかもしれない。