試合開始直後の１球目を近本がホームランにして先制。しかし、入った得点はこれだけ。結局散発３安打に抑えられて逆転負け。
バンテリンドームはいつもロースコアのゲームになるが、どうしてこんなに点が入らないのか。打線の状態がよくてもこう言う試合になりがちだ。作戦面でどうにかならないかと思うが、それ以前にヒットが出ないのだから、作戦も何もあったものではない。
一方、投手陣の方は才木の調子がよく無く、何とか４回までは抑えていたが、５回に逆転を許した。立ち直る気配が見られないということで、早めの継投に入った。その後は岩貞、石井、岩崎が追加点を与えず、打線の奮起待ちに持っていった。このベンチの判断はよかったと思う。
これでようやく全チームとの対戦が終わった。開幕直後は調子がよかった打線が、３カード目辺りから得点力が落ちた。投手陣も計算していた選手が打ち込まれるケースが多い。これでよくＡクラスをキープ出来ているものだと思う。
ここまではシーズン前の構想でどこまで戦えるのかを試して来た。対戦が１巡したこれからは、勝つために構想の見直して、１点打線をどうにかしないといけない。特に不振の佐藤輝をどうするか。打順の変更はもちろん、１・２軍の入れ替えもあるかもしれない。場合によっては戦力強化も考えないといけない。
これからが岡田阪神の本気の野球が始まる。
