2度も打者一巡のビッグイニングを作る猛攻で今季最大の19安打15得点。出遅れていた伊藤将が今季初登板で初完封を果たした。読売相手に気持ちのいい勝利。
前日大きく変えた打順をこの日は戻した。すると、なぜか打線が爆発した。先発野手全員安打、ノイジー以外の先発野手全員に打点が付いた。相手投手の調子もあるのだろうが、それでもこれ程打つのは珍しい。球場のファンは六甲颪を何度唄った事だろうか。
それにしても序盤、中盤、終盤と手を緩めることなく点を取ったのは久し振りではないか。大量得点を取ると、攻撃が雑になって、次の試合が心配になるが、終盤の8回にもビッグイニングを作っているので心配なさそうだ。
もはやこうなると誰が打のヒーローなのか分からない。近本や大山のホームランもよかったが、自分は井上の長打ばかりの3安打4打点が一番よかったと思う。
6番、7番が打線の切れ目になりがちだが、この試合では井上がことごとく長打でランナーを返してくれた。井上が1軍の投手に慣れてくれば、クリーンアップを任されるようになるのではないだろうか。そして、この試合がそのターニングポイントになりそうな気がする。
伊藤将は大味の試合に関わらず、2安打無四球の精密なピッチングを見せた。まさに満を持して登場したという感じだ。中田翔とウォーカーにシングルヒットを許したものの、岡本和にはまったくまともなバッティングをさせなかった。
青柳、西と最短KOが続いていたが、伊藤将の合流で先発投手陣の立て直しの目処が立った。
次は神宮でヤクルトとの試合。くれぐれも村上様を起こさないように。