バッティング不調に苦しむ梅野が2安打3打点。貴重な中押しタイムリーに、試合を決定づけるダメ押しタイムリーの2本を放った。
梅野は岡田監督から正捕手に指名されているものの、実情として坂本との併用になっている。ピッチャーとの相性もあるだろうが、それ以上に坂本の方がバッティングの状態が良い事もその理由だろう。「坂本がマスクを被った試合は○連勝」というスポーツ新聞の記事に悔しく思っていたはずだ。
梅野の打撃不振の原因の1つに、担当するピッチャーの不振があると思う。西、西純、青柳が揃って不調。自分のバッティングの事よりも、投手陣をどうやって立ち直らせる事に苦心していたと思う。ひょっとすると、自分のバッティング練習もそこそこに、ブルペンに入っていたのではないだろうか。
ここへ来て、西がようやく調子を戻して来た。西純は先発から中継ぎに持ち場を変更。そして、青柳は再調整のためにファームに落ちた。とりあえず、青柳の事を考えなくてもよくなった事で、肩の荷が降りたのかもしれない。
先発才木は7回途中、5安打1失点。その後は加治屋がワンポイント、8回は岩貞が無失点で抑えた。投手のストレートが走っていると見ると、それを軸にした梅野リードが功を奏した。
8回裏に、梅野が2死2・3塁の場面でタイムリーを放って、リードを3点に広げた。岩崎も3点差だと気持ちが楽だったろう。
オールスターのファン投票の中間発表があった。今のところ、岩崎、大山、中野、木浪、近本がそれぞれのポジションで1位だ。村上、湯浅、大竹、佐藤輝、ノイジーも票を延ばしている。
好調な選手が票を集めているので、他チームのファンもプレーを見て投票してくれているのだろう。嬉しいことだ。