虎談巷説 阪神タイガース的日常

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10回表裏の攻防
点を取ったり取られたりのシーソーゲームの結果、延長戦に突入。10回表に満塁のピンチを凌いだ事が、その裏の満塁からサヨナラタイムリーの流れに繋がった。

10回表、加治屋が四球を2つ出したところで島本にスイッチ。先ずは宇佐見から三振を奪ってツーアウトにしてから、木下を敬遠して満塁に。そして溝脇をサードゴロに打ち取って、無失点で切り抜けた。
その裏、木浪、代打小幡が打ち取られてツーアウト。次のイニングに期待かと思ったが、ここから近本がヒットで出塁すると、中野、森下が四球を選んで満塁のチャンス。そして、大山のレフト左へのタイムリーでサヨナラ勝ち。
ピンチの後にチャンスありとはよく言ったものだ。中日のピッチャーは田島は、近本にヒットを打たれた事で、中野を極端に警戒したように見えた。森下はストライクはどんどん振ってくる。ファールで粘って、粘り勝ちで四球を奪い取った。ランナーが塁を埋めるごとにファンの歓声も大きくなる。その歓声が田島を萎縮させ、大山に力を与えたのだろう。

先発西は6回途中まで3失点。本調子ではなさそうだったが、粘り強く投げていた。6回の木浪のエラーで2点を失ったのが残念だった。
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