9回裏、1死2・3塁で増田の打球はライトへ。森下がこれをキャッチし、ホームへダイレクトに返球。ワンバウンドした送球はストライク送球。3塁ランナーを刺して、劇的な幕切れだった。
伊藤将はヤクルト打線を7回を3安打、無失点に抑える好投。一方打線はヤクルト先発のアビラからチャンスをつくるもののホームが遠い展開だった。特に5回は、伊藤将がスクイズを敢行。バントは完璧だったが、本塁タッチアウト。その後満塁になるが、結局得点出来なかった。
そして6回、森下がヒットで出塁。ワイルドピッチもあって2塁に進んだ。そして、ここで佐藤輝のツーランが飛び出して先制。これが決勝点になった。
1塁が空いたのにヤクルトバッテリーは佐藤輝を歩かせる選択もあったはず。たぶん、このカードで大山が当たっていたからなのだろう。
佐藤輝のホームランは、打った瞬間にホームランと分かる打球だった。本人も確信があったようだ。これで佐藤輝は自己最多タイの24号。しかし、彼の持つポテンシャルなら、40本打てるはず。これまでが少なすぎたのだと思う。
9回岩崎が1死1塁の場面で、オスナを注文通りのショートゴロを打たせた。ゲッツーで試合終了かと思われたが、小幡がこれをファンブル。この後、山田のツーベースで1点差に迫られ、尚も1死2・3塁の大ピンチとなった。続く増田の打球はライトへのフライ。森下がこれをキャッチしてダイレクトにホームに投げて、タッチアップした三走を刺した。エラーをした小幡と岩崎はホッとしたことだろう。
逆転のランナーがセカンドにいたので、外野は前進守備だったと思う。テレビでは近本が前に出て来ているのが写っていた。しかし、森下がキャッチしたところは、ほぼライトの定位置。このポジショニングと森下の強肩があったからこそ、このプレーが生まれた。
このカードも勝ち越して、次は中日戦。圧倒的な貯金があるのに、中日との対戦成績は5勝5敗の五分だ。ここで勝ち越して苦手意識を消して貰いたい。
元メッツのハートウィグ選手を獲得。背番号はコーチのような82番に決まった。過去の成績を見ると中継ぎタイプの様だ。