藤浪が番長三浦と投げ合って、見事に投げ勝った。テレビの中継を見ていて、ヒマなのになぜ甲子園に行かなかったのかと凄く後悔した。生で見たかったなあ。
この日の藤浪、これまでと違って安定したピッチングだった。。課題のコントロールもこの試合では5回に1つ出しただけ。調子があまりよくなかったらしいが、それでこれだけのピッチングが出来るというのは、並みの高卒ルーキーではない。登板するごとに良くなっている。これからどう進化していくのか楽しみやね;
調子が悪いのをどのように対応して投げたのかは分からんが、球威そのものはいつも通りで、低めへの意識さえあればたいがい抑えられるように見えた。
5回にヒットで出た荒波の盗塁を藤井が刺したのに、高城に四球を与え、ピッチャーの三浦にヒットを売られたところは課題かな。それ以外は全く文句のつけようのないピッチングだった。6回にブランコに第ファールを打たれたものの、まったくひるまずに三振を奪ったところは圧巻やったね。
6回を5安打1四球。球数92球だったので、もう1イニング投げさせてもよかったんちゃうかな。
打線は3回まで三浦の前にパーフェクトに抑えられ、またルーキーを見殺しにする気かと思っていたが、DeNAの守りの方が気をつかってくれた。
4回先頭の西岡が、サードの中村紀が出張り過ぎたお陰で、ショート内野安打となって出塁。大和の送りバントで2塁に進むと、鳥谷のファーストへの高いバウンドのゴロをブランコが合わせ損なって先制。
5回の阪神の攻撃。先頭の新井に対して、三浦は初球インコースでのけぞらせ、2球目、3球目はアウトコースの球で空振りを奪う。このまま外に投げられてたら三振に終わってたところだったが、インコースを攻めた球が甘く入り、新井が強引に引っ張って三遊間を破るヒットになった。高城の配球ミスやね。新井さんのこと分かってないわ。
その後、藤井のショート内野安打で、石川がセカンドへ悪送球して1・3塁。
ここで藤浪がお手本のような見事なスクイズを決めて自分を援護。スクイズのサインが出たら誰でも緊張すると思うが、高校野球では当たり前の作戦なので慣れてたんかな。小宮山にバントのやり方を教えてやって欲しいぐらいやわ。
その後、西岡、大和の連続タイムリーで4点差とし、藤浪をサポートした。
7回からは4点差ながら勝利の方程式でぴしゃっと締め、完封リレーで藤浪のプロ初勝利に華を添えた。
お立ち台でも新人らしからぬ堂々とした受け答えで、最後は必死のパッチをパクるという大技まで繰り出した。一緒にお立ち台に上った西岡が先に帰ってしまったので、一人でしっかりと締めていた。
投げてヨシ、打ってヨシ、そして喋ってもヨシと藤浪デーやったね。毎週日曜日がこうなるようにガンバレ!