沖縄に渡って中日との2連戦。前にも沖縄で試合をしていたような記憶があるが、タイガース1軍の公式戦は初めてという。多分オープン戦かファームの試合やったんやろなあ。それにしても照明が入ったセルラースタジアムはきれいやね。
初回、大和がヒットで出塁し、すかさず2盗を決める。鳥谷のヒットで1死1・3塁とチャンスを広げると、マートンがレフト前タイムリーを放ち先制。続く新井もライトフェンス直撃の2点タイムリーツーベースで、中日先発田島からこの回3点をもぎ取った。
新井の打球はフェンスのてっぺんに当たって跳ね返って来た。あと何センチか伸びてたらスタンドインしていた当たり。
この後、今成にもヒットが出て、2番大和から6番今成まで5連打。こんなにヒットが続くの久しぶり。沖縄へ行って、キャンプの時の好調さを思いだしたんかな。
能見は初回こそ3者凡退に抑えたが、どうもマウンドが合わなかったようで、2回以降は毎回ランナーを背負うピッチング。
4回に平田にバックスクリーンへホームランを打たれて1点を失うと、5回も1死1・2塁のピンチを迎える。しかし、ここは大島を三振、荒木をピッチャーゴロに打ち取って逃れると、6回は3番からの攻撃を無難に乗り切った。
すると、その裏にマートンを1塁に置いて、新井がレフトスタンドに第10号のツーランホームランを放って3点差に突き放す。
流れが悪くなっていたところだったので、このツーランは値打ちがあった。
6回まで中日打線を1点に抑えていた能見だったが、7回に1死満塁のピンチを迎える。
沖縄の暑さにやられたようで、いつもは表情を変えない能見がこの場面では少ししんどそうな顔を見せていた。
しかし、ここは踏ん張って荒木をセカンドゴロに打ち取る。完全なゲッツーコースだったが、西岡が捕球後に尻もちをついてしまってセカンドアウトだけ。このゲッツー崩れの間に2点目を取られた。
一瞬前に出るか下がるか迷って後ろに下がったたら土に足を取られたような感じ。
それでも、続くクラークは空振りの三振に打ち取り、このピンチを1点で凌いで降板。平田や井端でなくて良かった。
8回は安藤が和田、平田を内野ゴロに仕留め、堂上直もセンターライナー。これで終わりと思ったら、大和がなんとこのボールを逸らしてしまい、スリーベースになる。照明が目に入ったかな。結局失点には結びつかなかったが、競ってる試合だったらどうなっていたか分からんかった。
その裏、坂のツーベースを足がかりに西岡のタイムリーでダメ押しの1点が入ると、9回のマウンドはボイヤー。居るの忘れてたわ。
140キロ後半のストレートにカーブを織り交ぜてのピッチングだったが、相変わらず三振が取れんねえ。
谷繁にストレートをカットされ、タイミングを外すカーブは見極められて苦しいピッチング。何とか1安打無失点に抑えたが、今のままだと苦しいかな。カットボールを練習しているらしいので、早くものにして欲しい。
ロッテに入団したブラゼルが1軍登録された。ホームランこそ出なかったが2安打1打点でデビュー戦を飾った。頑張れよ、ブラッズ。