虎談巷説 阪神タイガース的日常

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負けたけど収穫はあり
ようやくゴメスに一発が出た。何より本人が一番ホッとしてるやろね。

試合の方はメッセンジャーが乱調で6回6失点。打線もバリントンに8回散発5安打に抑えられ完敗。マートンも神パワーをエルドレッドに吸い取られたような感じやったね。まあ、こんな日もあるわ。

そんな中で収穫はゴメスのホームランと伊藤和の復活登板。

ゴメスはこれで開幕以来18試合連続出塁。自分の記憶が確かなら、ヒットが無かったのは1試合だけ。
キャンプ、オープン戦の頃は今年もハズレかと思っていたが、いざシーズンが始まるとまったく別人の様な活躍。
外角の変化球はきっちりと見切っているし、ハーフスイングもしっかりと止まって空振りを取られることがない。
追い込まれてもファールで粘りに粘り、簡単にはアウトにならない姿勢は、相手ピッチャーにとっては嫌やろね。

開幕から徐々に打球が上がり始めていたので、そろそろ一発が出てもええ頃かなと思って見ていた。
そして、この日の第2打席でセンターバックスクリーンへ来日初ホームランを叩き込み、ようやく大砲としての第一歩を踏み出した。

これで対戦カードが一回りした。
日本の野球に適応してガンガンとホームランを量産するようになるのか、それとも相手バッテリーに研究されて、さっぱり打てなくなるのか、これからがゴメスの真価が問われる事になる。

一方、伊藤和は大量ビハインドの8回にようやく出番が回ってきた。
先頭の上本弟を空振りの三振に取ると、白浜は詰まらせてショートフライ。最後のバッター田中はアウトコース一杯の球で見逃し三振に退けた。
勝敗が決している中で下位打線のところで登板させたのは、やはり故障明けなので無理させず徐々にというところかな。
慌てず焦らず、大きく育って欲しいねえ。そういう期待で背番号92を貰ったんやから。

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