今度こそは初戦を勝てると思ったのに、またも終盤に逆転されてしもた。勝った気分で見ていただけにきついわ。
能見と金子千尋のエース対決。ノーノー未遂の金子を打てるかどうかがキーポイントだったが、初回にゴメスのタイムリーであっさりと先制した。3回には鳥谷のソロで1点を追加した。
この日の金子は難攻不落のピッチャーというような感じがしなかった。試合開始のときは雨が酷かったので、マウンドが緩かった影響もあったんやろね。
能見は、金子とは対照的に、三振と内野ゴロの山を築くすばらしいピッチング。雨の中でも制球がバッチリと決まっていた。梅野のリードもよかったんちゃうかな。
終盤7回には2番手中山から上本、大和でチャンスを作り、鳥谷のタイムリーで3点目を奪い、完全に楽勝ムード。
ところが、8回先頭のヘルマンにストレートの四球を出し、ワイルドピッチで2塁に進まれると、平野にライト前ヒットを打たれて無死1・3塁のピンチ。
続く糸井はセカンドゴロに打ち取ったが、当たりが弱すぎて1塁アウトだけ。この間に1点を失った。
ここで能見は降板。江夏に並ぶ4試合連続の2桁奪三振を奪いながら、ここへ来てガス欠。この前のメッセンジャーと同じような崩れ方やね。
交流戦で登板間隔も詰まっているし、ましてや雨で体力も消耗しているんやから8回まで引っ張ったのが間違いやったかもしれんなあ。
交代のとき、中西コーチがマウンドで能見をしかり飛ばしていたようやけど、ピッチャーの状態の見極めが出来なかったコーチの責任とちゃうん。
なおも1死2塁の場面でピッチャーは福原。キャッチャーも清水に交代。
先ずはペーニャをセカンドゴロに打ち取ってツーアウトを取るが、続く坂口を歩かせてしまった。
この坂口の四球、コース一杯の球をボール判定されていたし、最後のカーブも際どかった。ちょっと不運やったなあ。
そして、ランナー2人を置いて、T−岡田に真っ向勝負で右中間スタンドに逆転弾を打たれてしまう。
投げた福原が一番悪いが、ストレート一辺倒の強気のリードをした清水にも問題ありやね。バッターの打ち気や狙い球をしっかりと読んで欲しかった。そのためにキャッチャーを清水に代えたというのになあ。
それにしても、今シーズンはイニングの途中でピッチャーを代えて打たれるというのが多いような気がする。
これで10カード連続で初戦を落とす事になり、球団ワーストに並んだらしい。これはこれで心配な事やけど、そんな記録を止める事より連敗だけは避けて貰わななあ。