いったいなんちゅう試合そするねん。常に大量リードしていたにもかかわらず、ひっくり返されるんちゃうかとヒヤヒヤしたわ。
初回2死、鳥谷の平凡なセンターフライを比屋根がまさかの落球。ゴメスに四球を与えたところで八木が足に違和感を感じて降板してしまう、波乱の幕開け。
代わった山中からマートンが四球を選んで満塁になって、八木対策でスタメン出場の新井が、予想外のグランドスラムを放ち、これがバカ試合の始まり。
3番鳥谷から6番新井までで、13安打10打点。4人全員にホームランが飛び出すなど、どれだけ打ったら気が済むねんという状態。ここに加えて、メッセンジャーまでがタイムリー2本。そのうち1本は満塁走者一掃の右中間へのツーベースなので恐れ入った。
ヤクルト打線がどれだけ反撃してこようが、それを上回る追加点を奪い、結局チーム全体で23安打20得点をあげて振り切った。
ヤクルトの方も、どんなにピッチャーが炎上しようが、こんな試合に無駄にピッチャーを投入できなかったのが、ここまでの得点につながった。
ちょっと点を取り過ぎで心配になったが、この日はこれくらい取ってないと心配なぐらい、投手陣がボロボロ。
先発メッセンジャーは2度のスライドが災いしたか、5回8失点の乱調。状態は悪くなかったらしいが、点差が離れすぎたことで緊張感を欠き、配球が単調になってしもたんやろか。梅野のリードにも問題があったのかもしれない。
榎田、建山はそれぞれ1イニングずつをノーヒットピッチング。特に建山は、復帰3度目の登板でようやく無失点で抑える事が出来てよかった。
これで試合が落着くかと思ったが、8回に二神が山田に一発を喰らうと、リリーフした小嶋が4連打で2点を失う。いったい何しに出てきたんやという感じ。
結局安藤を投入してこの回を締めると、9回は福原まで引きずり出される事になった。一時は呉昇桓までが投球練習していたので、9回表に4点取ってなかたら呉昇桓が投げてたんやろなあ。
もしヤクルトが阿部をさらし投げ状態にしなかったら、試合はもっともつれたことやろね。点を取られてもそれ以上に取り返す事が出来たので勝てた試合。打線がいつもこれだけ打つと限らないので、残り2試合が心配やね。