岩田が序盤によく踏ん張ってくれた。いいピッチングをしたからこそ、野球の神様がプレゼントをくれたんやろね。
久々に大和が2番センターでスタメン出場。まだ試合感が戻っていないみたいやなあ。2番今成が機能していたので、しばらくは下位でもええんちゃうかな。
岩田は2回、ヒット3本を集中され、1死満塁のピンチを迎える。しかし三ツ俣をショートゴロ併殺に打ち取って、このピンチを免れると、あとは回を追うごとによくなっていった。
外野へ飛んだ打球はほとんどなく、低めをしっかりと意識したピッチングだった。
4回に平田に特大の一発を浴びてしまうが、これもボールは低め。決して失投ではない。
岩田は8月に入ってから3連敗中。負けた試合は以前の弱気の虫がまた出てきたようだったが、この日はピンチの状況をしっかりと受け止めることが出来た。無四球だったことからもそれが窺える。
打線は予想通り濱田を打てず。鳥谷が3安打、マートンが2安打したが、打ったヒットはそれだけ。3度対戦して3度とも打てんというのは、もう完全に天敵やね。
それでも、2回に先頭のマートンがツーベースで出塁。今成の内野ゴロの間に3塁へ進み、良太の犠牲フライで1点を先制した。
4回に同点に追いつかれ、そのまま迎えた7回。先頭のマートンがヒットで出塁し、今成の犠牲バントで2塁へ進む。良太に期待がかかるが、ここは四球で1・2塁。ピッチャーが又吉に代わって代打関本は三振に倒れるが、岩田の代打、新井が四球を選らんで満塁とチャンスを広げる。
ここでDeNA戦で満塁走者一掃のツーベースを打った上本。1人でも2人でもランナーを還して欲しいところ。しかし、上本は打ち上げてしまい、ごく普通のセンターフライで万事休す。
ところが、この打球をレフト藤井とセンター大島が捕球体制に入り、軽くぶつかってしまい大島が落球。思いもかけない2点が入ることになった。
これで、同点のまま代打を送られて降板した岩田に、勝ち星の権利が転がり込んだ。
8回は福原が、鳥谷の華麗な守備にも助けられて、3人でピシャリ。
9回は呉昇桓がややもたついたものの、2点差を守り切った。
上位3球団が2ゲーム差の間にひしめく大混戦。次の広島戦、その次の読売戦が大きなヤマになってきた。
勢いをつけるためにも3つ取って、いい流れで遠征に行ってもらいたい。