虎談巷説　阪神タイガース的日常

岩崎が６回３失点とまずまずの内容で３勝目。
ピッチングそのものはよかったが、３回に自らのバント処理エラーが絡んで失点。６回にブランコに逆転ホームランを打たれたのも、見せ球のシンカーが甘く入ってしまったもの。
防げる失点だっただけに、もったいなかったなあ。

岩崎の好投に打線が久しぶりの２桁安打で応えた。

２回、福留がヒットで出塁すると、鶴岡との間でエンドランが成功。ここで大和が意表を突くスクイズを決めて先制。
ブランコのフィルダースチョイスを誘う見事なバント。この日、大和は８番に降格したが、いい仕事をしてくれた。

同点に追いつかれた直後の３回裏には、ゴメスが弾丸ライナーでレフトスタンドに放り込んで再び１点リード。
取られた直後に取り返す、価値ある一発。
ゴメスはこれで９３打点となり、ブリーデンを抜いてチーム外国人選手１年目の記録を更新。本当に頼れる４番やね。

逆転を許した６回には、先頭のゴメスが内野安打で出塁。マートンの何でもないセンターフライを桑原が取れずに１．２塁とすると、福留の送りバントと新井敬遠で１死満塁のチャンス。
とっておきの代打関本は三振に倒れたものの、代打坂がショート深いところへのゴロ。新井の必死の走塁でセカンドフォースアウトを免れて内野安打となり同点に追いつく。
さらに打順が１番に回り、上本が三遊間を破る２点タイムリーで逆転に成功した。

このイニング、坂のしぶといバッティング、新井のいいスタートがなければ無得点に終わっていたところ。そうなると流れ的には厳しくなったやろなあ。控え組が最高のプレーを見せてくれた。

７回からは勝ちパターン継投。安藤がやや荒れたがなんとか無失点。福原、呉昇桓は３人ずつで終わらせて、ようやくカード勝ち越しを決めた。

読売にマジック２２が点灯したが、広島の連敗で２位に浮上した。直接対決までにどれだけ喰らいついて行けるかやね。