終盤になって、ようやく高橋宏斗を攻略して同点に追い付いたが、延長10回に島本が死球から崩れ、2点を取られて敗戦。
オールスターのファン投票で、固定出来ていないライトを除く、全ポジションを阪神勢が独占した。目出度い事なのだが、休養がなくなってしまうのが後半戦にどう影響するのか心配になる。
試合前に強い雨が降ったお陰だろうか、大竹が7回を2失点に抑える好投を見せた。打線は予想通り高橋宏に6回まで無失点に抑えられたが、7回にようやく攻略。木浪、近本のタイムリーで同点に追い付き、このまま延長戦に突入。延長10回、島本が死球と送りバントで1死2塁になって、岡林のスリーベースで1点を失う。更にリリーフした加治屋がビシエドに打たれて、2点目を失った。その裏、1番からの攻撃だったが、三者凡退に倒れて、中日戦連勝はならなかった。
この日の大竹は奪三振は1つだけ。打たせて取るピッチングだった。序盤に点を取られて、坂本が何かに気付いたのだろう。
強力なピッチャー相手に終盤追い付くのは、前半戦によく見られた光景。打線の状態は徐々に上がって来ていると思う。もうあと一歩というところだろう。
島本は死球でランナーを出した後、送りバントでランナーを進められ、岡林にスリーベースを打たれて失点した。ここまで自責点0というのがプレッシャーになってしまったのだろうか。とにかくまずかったのは福田への死球だ。今年はほとんど出番の無い福田に厳しい球を投げる必要はなかったと思う。
そう言えば、この日の四死球は2回の石川昂への四球と、福田への死球の2つだけ。どちらも失点に結びついた。特にリリーフ陣は四死球を出さないよう、気をつけて貰いたい。