連敗のうっぷんを晴らすかのように打線が打ちまくった。久し振りの二桁安打、二桁得点で連敗をストップした。
1、2番の打順を元に戻し、3番前川、4番大山、5番ミエセスのクリーンアップ。ショートには木浪を起用した。すると、面白いように打線がつながった。メンバーはそんなに変わっていないのに、なぜこうなるか。前の試合で打順をいじったのと、敗戦後に監督がノーコメントだったので、選手の気持ちが引き締まったのかもしれない。
前川が3番で3安打1打点。ボール球の見極めが出来ていたし、自分のポイントで打てている。3本目のヒットはタイミングを外されていたが、それでも体を残してヒットに出来た。1軍に上がって来た当初は、ボールになる変化球に苦労していたが、たった1ヶ月でこれほど進化するとは思わなかった。
今の前川は佐藤輝より安定感がある。しっかりとファームで鍛えられたのが、結果に繋がっているように思う。
先発西は4回に突然崩れ出した。細川にツーランを打たれた後、2本のヒットと死球で無死満塁の大ピンチになるが、なんとか最少失点で凌いだ。続く5回も四死球を与える乱調振りを見せたが、ここも抑えて5回を3失点。西らしくないピッチングだったが、とにかく勝ち星が付いてよかった。
甲子園に戻って来て、交流戦前の調子のいい時の点の取り方が出来たので安心した。DeNAに負けた分を中日戦で取り返して貰いたい。