虎談巷説 阪神タイガース的日常

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岡田監督退任!!
岡田監督退任の報道が出た。球団社長はノーコメントを決め込んでいるが、親会社の方からリークがあったのだろう。岡田監督の後任は藤川球児の名が浮上している。

就任1年目にリーグ優勝と日本一を果たした。2年目の今年は、中軸となる選手が不振であったにも関わらず、一時はBクラスに順位を落としながらも2位が確定した。
奇策は採らず、王道の采配をする。静かに試合を展開させ、ここぞという時に勝負手を矢継ぎ早に打つ。この老練な采配が素晴らしかった。これは1試合だけの事ではなく、シーズン全体を見通して勝負する時期を探っていた。
練習時は選手の細かい動きを見て判断材料とする。そして今年は、これまで敢えてしていなかった、選手への直接指導も行った。
1つのプレーについて、責任が選手にあるのか、コーチにあるのかを明快にして叱責する。場合によっては自身の采配ミスだと言う事もあった。当事者の立場から離れ、解説者の目線からチームを俯瞰していたように思う。
とにかく観察力や分析力に長けていて、得意の将棋を指すように、何手も先を読んだ試合をしていた。
一次政権の時もそうだったが、岡田野球は見ていて、とても面白かった。

岡田監督は、かねてから143試合を戦って優勝することに価値があると言っていた。2位からクライマックスシリーズと日本シリーズを勝ち抜いて、日本一になったときに何を思うのだろうか。

2008年。この年は一次岡田政権の最終年だった。首位読売、2位阪神、3位中日でシーズンを終えた。この年のクライマックスシリーズ第1ステージで、中日と1勝1敗で迎えた第3戦。0−0のまま迎えた9回表、藤川球児がタイロン・ウッズにホームランを打たれて敗退した。
退任が決まった岡田監督が、試合後に選手一人ひとりと別れの挨拶をしてゆく。そして、号泣する藤川球児に、岡田監督も泣きながら「お前で終われて良かった」と声を掛けた。

今年は2008年と似たシチュエーション。3位が中日ではなく、DeNAという違いだけ。DeNAとは、2017年のクライマックスシリーズで、甲子園で3連敗して日本一を逃している。日程が厳しく、土砂降りの雨の中で強行して負けた試合もあった。
同じ轍を踏まないようにして、今度は笑顔で岡田監督を送り出してもらいたい。
auther : yohkura | 阪神タイガース | comments(0) | trackbacks(0) |
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