2点ビハインドの6回裏、ここまで1安打しか打てていない宮城から、代打豊田がヒットで出塁。続く近本もヒットで続き、森下がレフトポール際へ逆転スリーランを叩き込んだ。これで突破口を開くと、7回にも1点、8回には坂本のスリーランで大きく点差を広げた。
頭に打球を受けた石井は、医師の指示で自宅療養しているらしい。登録を抹消されたが、脳震盪特例措置が適用されて、10日以内での復帰が可能だとか。早く無事な姿を見せてもらいたいものだ。
ヒットを打たれながらも粘り強いピッチングを見せていた大竹と、完璧までに阪神打線を抑えていた宮城の投げ合い。4回、大竹が紅林にツーランを打たれ、試合展開は不利な状況だった。送りバント
逆転劇の足掛かりは、6回先頭の代打豊田のヒットだった。続く近本のヒットで期待が高まるが、中野の送りバントで代走島田が3塁でアウトに。次のオリックスの攻撃は1番からなので、これで点が入らなかったらまずい。そう思った直後、森下のスリーランが飛び出した。せめて同点にと思っていたのが、一発で試合をひっくり返したのでびっくりした。
その後は堰を切ったように点が入った。
7回には熊谷のセーフティーバントから、近本の通算1000本安打で1点を追加。
8回には熊谷のタイムリーと坂本のスリーランで大きく突き放した。
森下はいつものフルスイングでのホームラン。これで打点が佐藤輝と並んで、リーグトップになった。
近本はチーム歴代最速の1000本安打到達。この日3安打で、一気に記録を達成した。プレッシャーなく達成出来てよかった。