延長10回、及川が1点を奪われた。その裏、大山が意地のヒットを打つが、後続続かず敗戦。
村上が8回1失点と好投を見せたというのに、打線の方は大山のタイムリーに1点だけ。ヒットはそこそこ打っているのだが、森下が5打数ノーヒットでブレーキを掛けてしまった。最近の森下は身体が開いていて、アウトコースのボールになる球を追いかける傾向がある。連敗中でも打点を稼ぎ、佐藤輝を抜いていたのに、また並ばれてしまった。その佐藤輝はと言うと、ヒット1本こそ打ったものの、残り4打席は凡退して、打線の切れ目になっていた。佐藤輝も変化球が我慢できないようになって来た。連敗が続いた後遺症のような気がする。
9回は岩崎が3人で抑えた。結局、回り回って岩崎がクローザーに戻ったのだろう。よくよく考えてみれば、暫く登板間隔が空いたり、他の投手がクローザーを務めたのは、岩崎がコンディション不良だったのかもしれない。岩崎は、毎年シーズンのどこかで調子を落とすのだが、交流戦がその時期に当たったのだろう。
及川の失点は、先頭バッターの内野安打から始まった。送りバントと内野安打でランナーを3塁に進められ、代打石塚のタイムリーで決勝点を奪われた。
内野安打は不運だった。ランナーを3塁に進められたのも仕方ないのかもしれない。ただ、石塚に初球を打たれたのは甘いストレートだった。これは反省しないといけない。