まだ7月になっていないのに、真夏のような暑さの中でのデーゲーム。デュプランティエがこの暑さに打ち勝って、7回3安打無失点の好投で4勝目をゲットした。
関東地方はまだ梅雨明け宣言は出ていないが、もう既に夏のような気温と日差し。これだけ暑いと選手も観客もデーゲームはきつい。そんな環境でデュプランティエが前回のようなピッチングを見せられるか心配していたのだが杞憂に終わった。
7回を散発の3安打に抑え、奪三振は7。それでいて球数は102球の省エネピッチングだった。野手は守っている時間が短くて楽だった事だろう。それにしても頼りになる。ローテーションの中にパワーピッチャーがいてくれるのは強みだ。
2番手及川はイニング途中で交代。ピンチでもないのに交代させるのは珍しい。先頭バッターにヒットを打たれるも、次のバッタ−を併殺に取ってツーアウト。ここからまたヒットを打たれたところで湯浅にスイッチした。ベンチはなんとなく嫌な予感がしたのだろう。
打線は中野が3安打したにも関わらず、なかなか後ろが続かずにもどかしかった。
5回、1死から近本が粘った末に四球で出塁。その後、不振の森下がレフトへホームランを放って、これが決勝点になった。この日の森下は初回にヒットを打っていて、気持ちの切り替えが出来たのかもしれない。ただ、まだ身体が開いているので、これで元の状態に戻るかどうかは分からない。
この日はデュプランティエの好投があったので、森下のホームランの2点だけで勝てた。打線の得点力の低さは相変わらずだ。これから本格的に暑くなるので、選手の体調管理が更に難しくなる。この日のような勝ち方がいつまで出来るのか心配になる。
ヘルナンデスが4回の守りから熊谷に交代した。ヒットを打った直後だったのに、どこか痛めたかと心配していた。どうやら、ドミニカからご両親が観戦に来ていたのだが、体調不良になったらしい。日本に来て何日目かわからないが、時差ボケと暑い中の観戦で軽い熱中症になったのかもしれない、屋外球場のほとんどは、7月から土日はナイターになるが、今の気候を考えると6月からナイターに切り替えた方がいいのではないだろうか。