閉塞していた打線が一気に解放されたようなホームランの競演。今月に入って1本しか出てなかったのに、4本も出るとは。ちゃんと統一球を使ってた?
スタメンを大きく変更。というより前に戻したような感じ。たまたまこの日はつながったけど、ベストオーダーでは無いように思う。
能見は初回、先頭の荒波の左中間の当たりを金本のまずい守備でスリーベースにされると、藤井の3塁牽制が悪送球になって1点を失う。前日の岩田と同じような守りのミスが出る嫌なムード。
更に連続四球と内野ゴロで2死2・3塁のピンチを迎え、渡辺直の当たりは3塁線を破ろうかという当たり、これを良太が横っ飛びで捕り、1塁にギリギリ間に合ってアウト。ここを1点で切り抜けたことが大きかった。良太、ナイスプレー!
打線は3回まで三浦の前にパーフェクトに抑えられていたが、4回に四球で出塁した平野をセカンドに置いて、鳥谷がセンターバックスクリーンへ逆転ツーラン。ホームランバッター鳥谷開眼かと思わせるような豪快なスイングだった。マウンド上の三浦は苦虫をかみつぶしたような顔。
更に新井のヒット、マートンのツーベースで再びチャンスを作ると、良太がセンターバックスクリーン左へ飛び込むスリーラン。3番から7番に打順が下がって、気楽になったかな。守りでもいいところを見せたし、バッティングの調子も戻ったような感じ。
それにしても、ホームランでポンポンとビッグイニングを作るって、ウチらしくないなあ。
6回にラミレスのソロホームランで1点を取られると、すぐにマートンのソロホームランで取り返す。取られたら取り返すという展開、しばらく見てなかったなあ。
そして7回には弟に負けてなるもんかと、新井がレフトスタンドにツーランホームランを放ちダメを押した。兄弟アベックホームランはロッテのリー兄弟以来らしい。
ホームランは水物なので、これで打線が復活したとは言えないが、それでも何か吹っ切れたのは確かやろね。良太に明るさが戻ってきて、それに引きずられるようにチームが活性化したのはいいこと。
鳥谷も1番から3番に戻って、ポイントゲッターとして思い切って振ろうという意識で打ったんかな。
注文を言えば、せっかく大差で勝ってるんやから、岩本を試して欲しかったなあ。