喧嘩両成敗のつもりかなんか分からんが、ホームクロスプレーを巡っての乱闘でマートンと相川が退場。マートンは相川が殴りかかってくるのを防いでただけやん。和田監督もなんで退場はおかしいとクレームつけへんのや。
両チームスコアレスで迎えた6回表。マートンがツーベースを打って2死2塁。続く福留はセンター前ヒット。セカンドランナーマートンがホームへ突入するものの、センター上田からストライク返球。マートンはキャッチャー相川にタックルをぶちかますが、相川のブロックに阻まれてアウトになった。その瞬間、相川がマートンに殴りかかる。両軍ベンチから選手が続々と出てきて、乱闘騒ぎになった。
騒ぎが収まって、主審原の下したジャッジはマートンと相川の退場。退場を宣告されたマートンは、ベンチの中で何度もWhy?のポーズ。そらそうよなあ、マートンは一切手を出してへんもん。納得いかん判定やわ。
マートンは5月にもヤクルト戦で田中雅にタックルをかまして鎖骨を骨折させた。でもマートンだけやないよ。相川自身、他球団との対戦でタックルを喰らって故障している。
そら、ホームを完全にブロックしてたら、ランナーはタックル浴びせるしかホームインする方法がないわな。ヤクルトのキャッチャーは皆同じようなブロックしてるが、監督・コーチの方針なんやろね。それでいてタックルを「格闘技ではないのだから」と言っても説得力ないわな。タックルを喰らう状況を自ら作ってるんやから。
注目のバレンティンはこの日もホームランなし。藤浪と3度対戦し、三振、ヒット、サードファールフライ。2打席目のヒットはホームランを捨ててフォア・ザ・チームのバッティングのように見えた。自分の成績に走りがちな外国人選手が多い中、敵ながらあっぱれな姿勢やね。
6回のマートンの打球をスライディングキャッチするのに失敗したあと足を引きずってたのがちょっと心配やね。
第4打席は2死1・2塁で渡辺との対戦。最初は勝負していたが、ワイルドピッチでランナーがそれぞれ進塁。1塁が空いたことで敬遠策に切り替えたら、球場中がブーイングの嵐に包まれた。バッテリーは当たり前の判断をしただけ。そやのに、ちょっと気の毒やったね。
先発藤浪は7回1/3を5安打2失点。無駄な四球もほとんどなく、ピッチング内容そのものはよかった。惜しいのは失った2点とも、自分のミス絡みの失点だったこと。
6回は1死からヒットのランナーを出すと、盗塁を決められた直後にワイルドピッチで3塁へ進まれて、内野ゴロの間に失点。
7回には1死1塁の場面で牽制悪送球で一気に3塁へ行かれてしまい、その後スクイズで2点目を失った。
打ち込まれた訳ではなかっただけに、これで負けがついてしまったのは残念やったね。
打線はこの日も繋がらず、8安打しながら得点なし。西岡が2安打。クリーンアップにもそれぞれヒットが出て、福留も2本打っている。普通はこれだけ主力が打てば得点に繋がると思うんやけどなあ。
選手の調子云々ではなく、ベンチの采配の問題なんやろね。ヒットが出ても何の作戦もなく、ランナーがそのまま釘付けになっている。8回、2死1・2塁で代打日高って、そこは檜山やろ。9回2死ランナーなしで檜山出して何の意味があるねん。
いつの間にか首位との差が12ゲームに離れてしまった。逆に3位との差が7.5に縮まって、そろそろ2位安泰なんて言えんようになって来たかも。
とりあえず藤浪を援護できなかったお詫びも兼ねて、小川を打ち込んで勝って欲しい。