バレンティンにとうとう日本新記録の56号ホームランが出た。プロ野球ファンとして純粋におめでとうとと言いたい。そして、長年続いた王の呪縛を振り払ってくれたことに感謝したい。
それにしても榎田、2本もプレゼントするなんてサービスし過ぎとちゃうか。打線も完封負けで記録に華を添えんでもええやん。
1回裏のヤクルトの攻撃。1点を取ってなおも1死2塁の場面でバレンティンの第1打席。榎田の初球、外低めのストレートがど真ん中に行ったのをバレンティンが見逃す。助かったと思ったのも束の間、4球目に同じようなボールを投げてしまう。流石に2度目は見逃してくれんわな。バックスクリーン左に放り込まれて、日本記録を達成されてしまった。
3回の第2打席でも、外へのスライダーが逆球になったのを捉えられ、レフトポール際へアジア新記録となるホームランを打たれた。
この日の榎田はコントロールがさっぱり。変化球のキレもなく、散々な内容だった。
初回、飯原のタイムリー、バレンティンのツーランで3点を失うと、3回にはバレンティンのソロ、川崎のタイムリーで計5失点。3回表の攻撃で打席が回って来た時に代打を出しとけばよかったのに、続投させたことで余計に傷口を広げてしまった。
榎田は投げるごとに悪くなっていってるなあ。肘の状態が悪いのをごまかしながら投げてるんと違うやろか。
榎田降板後も渡辺、筒井が打たれて失点を重ねる。玉置は一応0点に抑えたが、あれも福留のレーザービームに助けられたお陰。中継ぎ投手陣も今や崩壊状態やなあ。調子がええのは久保田ぐらいか。
打つ方はヤクルト先発小川の前に散発6安打、完封された。これで藤浪の新人王はまず無理やろね。
この日の打線は、マートンに1試合の出場停止処分が下ったため、福留、鳥谷、新井のクリーンアップ。マートンだけ何でと思ったが、今シーズン2度目の退場やから仕方ないか。
西岡が3安打するものの、まったく後が続かず。マートンが居ても大勢はかわらんかったやろなあ。チャンスを作ってもまったく得点できそうな雰囲気がない。機動力を使ってみるとか、何か現状を打開するようなことしたらどうなんよ。まるで監督の仕事を放棄しているようにも見えるわ。
次は9月に入ってから絶好調の広島との直接対決。これで3タテなんか喰らったらえらいことになるよ。