久し振りに安心して見ていられた試合やった。能見も打線も底は脱したかな。
この日の先発マスクは藤井。相性とかリードの問題で藤井にしたんやろうけど、ベテランピッチャーが投げるときこそ、梅野を使って育てなアカンのちゃうかな。逆に若手が先発で投げるときに藤井を出したらどうよ。
能見は広島打線を散発6安打に抑えて完封勝利。ピンチらしいピンチもなく、まったく危なげないピッチングやった。
変化球のキレが戻ったみたいやね。無四球というのが何よりの収穫やね。
能見自体の調子は完全に良くなったと思う。あとは梅野とバッテリーを組んだときにどうなるかだけが気がかりやな。
打線は相変わらずの貧打拙攻。ジョンソンが四球を連発してくれて再三チャンスをもらったが肝心なところであと1本が出ない。
5回で球数が115球となったことで、広島ベンチがピッチャーを代えてくれたのがラッキーやったね。
6回、2番手永川から福留、マートンの連続ツーベースで先制。ここまでランナーを溜めながら点が入らなかったのが嘘のように、簡単に点が入った。
1死から藤井が四球を選ぶと、能見が3塁前に絶妙のバントを転がし、これが内野安打となって満塁。
上本は浅いライトフライに倒れて2死になるものの、西岡が四球を選んで押し出し。
そして、ピッチャーが3番手河内に代わったところで、鳥谷がレフトへ走者一掃のスリーベースを放ち、一気に突き放す。
締めはゴメス。レフトへのツーベースで鳥谷が生還し、この回一挙6点の猛攻。
西岡はこの日4四球。ヒットはなかったが選球眼で貢献してくれた。
ここまでの流れだと、満塁にしたけど1点止まりとなりかねないところ。この四球があったからこそ、一気に堰を切ったように点が入ったんやと思う。
この日バースデーの福留が3安打猛打賞。
そしてマートンも3安打1打点の活躍。タイミングが取れるようになってきたんかな。少なくとも前日の試合から無気力な三振をしなくなったのはええことやね。