福留が6回にこの日2本目のヒットを打ち、日米通算2000本安打を達成。プレッシャーを感じる事もなかったみたいやね。ついでに今シーズン中に日米通算300本塁打(あと28本)も頼んまっせ。
6回、福留の1・2塁間へ鋭い打球が、菊池のグラブを弾いて内野安打になった。セカンドが菊池でなかったらライト前へのクリーンヒットだった当たり。福留らしい打球で2000本安打を達成した。
それにしても、大記録を達成した試合に相応しい試合内容でなかったのが残念。若手の状況判断の悪さが能見を苦境に立たせ、攻撃面でも反撃の流れを切ってしまった。
能見は立ち上がりからピンチの連続。1回、2回はなんとか切り抜けたが、3回無死から3連続四球を与えるとそこから3失点。5回にも2死から連打を浴びて1点を失った。
打線はこの日も繋がらず。7回にヒットで出塁した北條を1塁に置いて、中谷がプロ初ホームランを放って2点を返すのがやっと。
初回、丸のセンターフライで、伊藤隼が二走菊池にタッチアップを許してしまう。2回には中谷が下水流のレフト前ヒットで一走新井に3塁まで進まれ、更に送球が乱れて下水流も2塁に進めてしまった。
伊藤隼はまさか菊池がタッチアップするとは思ってもみなかったんやろ。中谷は相手がエンドランを仕掛けて来ているのに、転がってくる打球を待って捕った。
ひとつ次の塁を狙えというのは野球の鉄則。隙があれば走られるのも当然。状況を俯瞰して、自分がどういうプレーをすればいいかを常に考えていないといけない。1軍実戦経験が少ないからというのは言い訳にならない。
どちらも失点には結び付かなかったが、これが3回に能見が崩れる原因になったと思う。
伊藤隼に至っては走塁でも大きなミスをしでかした。7回に中谷のツーランの後にヒットで出塁するが、盗塁に失敗して反撃の流れを切ってしまった。その後鳥谷が四球を選び、西岡がセンター前ヒットを打っただけにもったいなかった。
金本阪神では原則盗塁は常にOK。しかし終盤2点のビハインドで、ランナーを置いた状況で上位打線に打順が回った場面。自分をアピールするためにチャレンジしていい場面ではない。
これで広島とは9.5差。同一カード3連敗だけは避けんとアカン。