ようやくホームで、そして甲子園で勝てた。相手エースの高橋宏を打ち崩して逆転し、そのリードを投手陣が最後まで守り切った。チーム全体がはつらつとしていて、きっと前日の雨がまさに恵みの雨になったのだろう。
村上が初回に上林のツーランで先制されるも、直後に打線が怒濤の5連打の猛攻で4点を奪って逆転。4回には1、2番コンビで1点を追加。5回に1点を返されるが、すぐさま坂本のタイムリーで返した。
投手陣は村上が5回3失点。村上としては不本意な内容だったと思うが、それでも打線の援護で3勝目。その後は及川、桐敷、石井と繋いで、最後は岩崎が締めた。及川、石井は3者連続三振の完璧なリリーフ。岩崎もリーグトップの5セーブ目。文句なしの勝ち試合だった。
村上を含む、先発全員安打の14安打。森下、前川は2打点の活躍を見せた。中野が3安打と気を吐いた。やはり中野が元気なら打線が繋がる。
ヒーローインタビューは森下、前川、中野の3名。ホーム初勝利なので当然だが、今シーズン初めて3人がお立ち台に立った。
ところで、ヤンキーズが考案した魚雷バットが話題になっているが、NPBもこの日から使用が解禁となった。試合前のバッティング練習で、佐藤輝や森下が魚雷バットで練習していたらしい。試合中の映像を見る限り、まだ打席で魚雷バットは使っていないようだった。いつから使うのか、楽しみが1つ増えた。
開幕から、3連勝しては2連敗+引き分けかノーゲームというパターンが続いている。順番から言って、このカードは3連勝の番。週末のデーゲームもこの調子で頑張ってもらいたい。