5試合も続けて最悪な負け方をして、チームのムードは最悪の状態になっているのではないだろうか。先制しても勝てそうな気がしない。野手もそう思っているかもしれない。
12球団最強の中継ぎ陣が、なぜこうも失点するのだろうか。いつも抑えていても、たまには打たれる事もあるだろう。ただ、確率では5試合も連続で起こる筈もない。何らかの原因があるに違いない。
3回に2点を先制、1点は返されるものの、すぐさま1点を追加して試合は後半に。6回を湯浅がピンチを迎えるが、無失点で切り抜ける。このとき、楽天打線の勢いを感じ、嫌な予感がした。そして7回にそれが現実となる。先頭バッターにツーベースを打たれると、四球でピンチを広げ、村林にタイムリーを打たれる。更に小深田の送りバントを1塁へ悪送球して満塁にしてしまい、浅村のタイムリーで同点に追い付かれた。結局打者5人、アウトを1つも取れずに降板した。その後、ネルソンが犠牲フライを打たれて逆転を許した。
打線は8回の満塁のチャンスを活かせず。9回にも無死満塁のチャンスが巡ってきたが、糸原の押し出しの1点だけ。同点に追い付くも勝ち越す事は出来なかった。
そして10回表、上位打線からの攻撃があっさりと終わると、その裏に岩貞がツーアウトを取ってから3連打を浴びてサヨナラ負け。
この日も打線は合計21人のランナーを出しておきながら4点しか取れなかった。ここぞの場面で打てなかったのは仕方ないのかもしれない。だが、送る場面でキチンと送れなかったのは課題の1つだと思う。まあ、9回表に同点に追い付けただけ良かったかもしれない。